共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

はたして実体は…?

2011年06月21日 16時05分36秒 | 日記
ナスタチウム…のつもりで撮ったのですが、後で見返してみて「どうも違うな…」となったわけです。

ただ「だからってじゃあ何の花なのさ?」となると、これがまたうまい具合には思い出せないのです。そこで、お花に詳しい方々に「これ何の花でしたっけ?」と写真を御覧頂いたのです。

「あぁ、それはね…」って、すぐに解決する…と思いきや、見た途端皆様も「え~っとこれは~…何だっけ何だっけ?」と、すっかりカオスの様相を呈してしまったのです。

私を含めて皆さんの中では
◎ナスタチウムではない
◎割とそこら辺で、しかも物凄く見たことがある
というキーワードが頭の中を駆け巡ってしまい、もう舌の根の裏くらいまで名前が出かかっているのに今ひとつ確証を得ないという、身悶えするような気持ち悪さに苛まれたのであります。

その後、各人それぞれに把握している名前を手当たり次第に列挙してみたものの何となく自信がなかったので、とりあえず「後で調べておきま~す」とお茶を濁してその場を終えたのでした(x_x;)。

更にその後一人になってから「インターネットってぇものがあるぢゃん!」と遅まきながら気づいてすごすごと調べてみたら、ものの30秒くらいで思いっきりハッキリと判明しました。

わかってしまえば何てことないこの花の名前を当てるのに何でこんなに手間取ったかと言うと、実は先に議論をしていた時に一度出ていた名前だったにも拘わらず「いやぁ~違うでしょ~」と否定してしまったからなのです。人間心理とはいい加減なもので、一度否定してしまうと、たとえそれが正解であったとしても、その時点でもう頭に浮かばなくなってしまうものなのですね。

学生時代の定期テストで、一度答案に書いた答えを終了数分前に「やっぱり違うワ」と書き直して、返ってきたら書き直さなかった方が正解だった…という残念な経験をしたことがどなたにも少なからずあるかと思いますが、今回の一件は正にそれを再現するかたちと相なりましてございます…無念。

こうまで私を含めた何人もの記憶力を悩ませたこの花の正体は…


























《凌霄花(ノウゼンカズラ)》でした。


お騒がせしてしまった皆様方、大変申し訳ございませんでした(汗)。
m(_ _)m m(_ _)m m(_ _)m
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いい曲だな

2011年06月20日 18時34分50秒 | 日記
大人の生徒さんの一人が今取り組んでいる、バッハのヴァイオリンソナタ ト長調BWV1019の楽譜です。16分音符がいっぱいですが、まだバッハが若い頃に作られた溌剌とした曲です。

普通バロック時代のソナタというと、いわゆる緩(遅めのテンポの楽章)・急(早めのテンポの楽章)・緩・急というテンポ設定の4つの楽章でできています(専門的にはこの4楽章式のかたちを「教会ソナタ」とも言います)が、6曲あるバッハのヴァイオリンソナタの中でこの曲だけは急・緩・急・緩・急の5楽章という、非常に変則的な構成でできている曲です。

しかももっと変わっているのが、ヴァイオリンソナタだっつってるのに第3楽章は何故かクラヴィーア(鍵盤楽器、バッハの時代にはチェンバロ…ハープシコードともいう楽器)ソロになっていて、ヴァイオリンはそのクラヴィーアソロの間ず~っとお休みなんです。

因みにこの曲の第3・4・5楽章にはそれぞれ『異稿(別バージョン)』が存在しています。第3楽章には別バージョンのクラヴィーアソロと、ヴァイオリンがメロディーをとる牧歌風のカンタービレの2種類、第4楽章には半音階で下降していく不安げな間奏曲、第5楽章に至っては、長調で始まった曲なのに何故か短調で書かれたアレグロ(早めの曲)…と、若いバッハの推敲の跡が見られる珍しい曲です。

バッハのヴァイオリン作品というと、どうしても一連の《無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ》という金字塔が圧倒的に有名ですが、私は個人的に(一部偽作だと言われようが)この伴奏付きヴァイオリンソナタも大好きです。もっと有名になってもいいのにな~…って思っております。

ところで余談ですが、この楽譜には何と『チェンバロ伴奏カラオケCD』がついているのです。中身は模範演奏とそれに基づく同じテンポのカラオケ、これだけならありそうなものですが、このCDには尚且つボーナストラックがあり、それぞれの楽章毎に「極端に遅い伴奏」「非常に遅い伴奏」「やや遅い伴奏」「やや速い伴奏」という複数のバージョンの伴奏が入っていて、結構便利です。勿論これでコンサートをしたら興冷めですが、発表会くらいだったら有りだと思います。

バッハの他にもヘンデルやヴェラチーニやコレッリのソナタがあり、ヴィオラ用にもシューベルトの《アルぺジオーネソナタ》のカラオケCD付きもあります。最近は大きなヤマハ等に行くと置いてあります。『リコーダージェーピー有限会社』からでていますので、興味のある方は是非チェックしてみて下さい。
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只今練習中

2011年06月19日 17時48分45秒 | 日記
来月エキストラで参加する市民オーケストラの練習場です。

ここのオケのレパートリーは古典派中心、たまにロマン派に出っ張ってもシューベルトかメンデルスゾーン止まり…という、特色あるオケです。

因みにこの図は、今からハイドンの交響曲の練習が始まるところです。
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ハ・ク・リョ・ク

2011年06月18日 18時42分54秒 | 日記
前項のダリアをアップで撮ってみました。

どうです!画面からはみ出すこの迫力!(オマエがいけたわけぢゃないだろっ)一体いくらするんでしょうか?(下世話だな…)
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Oh!Gorgeous!

2011年06月18日 18時30分22秒 | 日記
またしても都内で結婚式のお仕事です。

先月末、リサイタルの次の日に来たところと同じ会場です。そして祭壇には、前回と同じ豪華なお花が鎮座ましましていました。因みに今回は逆光にならないセッティングでしたので、全体像を撮ってみました。

なにがスゴイってあ~た、このセンターにいけてある白ダリアのデカいことと言ったら…ホント大人の顔ぐらいデカいんですからマッタク…。
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そう言えば…

2011年06月17日 17時45分51秒 | 日記
うちの近所に咲いていた南天の花です。

南天というと白い雪の中に真っ赤な実をつける木で、雪ウサギを作った時にはその真っ赤な実を失礼して目につけう…という冬のイメージが強い(四季の草木を画題にした掛け軸でも、南天は冬の代表的な植物として画かれていることが多い)木ですが、そう言えば花が咲くのは今頃なんですね。

見た目にもわかるように、これだけ沢山の蕾をつけているんだからいっぺんにウワッ満開に…ならずに、地味~に一個ずつぽつぽつ咲き続けるしたたかさが好きです(笑)。
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いつから…

2011年06月16日 14時00分39秒 | 日記
思うのですが、ランタナというお花はいつからこんなにメジャーになったのでしょうか?少なくとも私の子供時分には、とんと見かけなかったお花なのですが…。いや、田舎に無かっただけで、都市部には存在していたのかも知れませんね。

しかも、ランタナと言えばピンクと黄色の同心円二色使いかと思いきや、この子は何と黄色一色、しかも目の覚めるような山吹色をしているのです。尚且つこの種には『フェアリーイエロー』という名前までついているのです。ホント、最近の品種改良のペースの早いことといったら…(x_x;)。

紫陽花とはまた違う初夏の花、セイヨウアジサイの圧倒的存在感が得意でない方にお勧めです。
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またしても…

2011年06月15日 18時36分16秒 | 日記
再び空き時間に《cafe32°F》に来ました。

今度の芸術的黄金分離率はアイスカフェモカ。エスプレッソからほのかに香るチョコレートがいい感じです(*^-^*)。これもシロップが沈んでいますので、これまたよ~く混ぜてお召し上がり下さいませ(お前はお店のスタッフか…)。
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素晴らしい!でしょ?

2011年06月15日 14時52分41秒 | 日記
見よ!このアーティスティックゴールデンセパレートパーセンテージ!日本語で言えば芸術的黄金分離率!(ナンノコッチャ…)

お馴染みあざみ野の《cafe32°F》にお邪魔。今日は『フルーツセパレートティ』をオーダーしました。生のレモンをたっぷり2個分、皮ごとスクイーザーで搾って注いでくれます。去年の夏、個人的に苦手だったアールグレイを克服したお茶として、暑い時期によく頂いています。オーダーの際は、このセパレーションを作り出すために紅茶部分にガムシロップがしっかりと効いていますので、よ~く混ぜてからお召し上がり下さいませ。
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これぞ!

2011年06月14日 15時13分10秒 | 日記
朝からかなり暑かったのですが、運動不足解消も兼ねて駅まで歩いてみました。結局汗だくになって、デパートで涼む羽目になったのですが…(;´д`)。

その道すがらに山紫陽花が咲いていたので、嬉しくなって写真を撮りました。薮の中にいた子なので、接近するのに物凄く手こずりましたが…(x_x;)。

でも、これぞ『紫陽花』!これぞ『原種』!いろんなアレンジをされていてそれはそれで綺麗なのですが、やはりオリジナルの可憐さは別格なのです。
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楽しく弾くために

2011年06月13日 22時50分32秒 | 日記
ある方から「楽器に関する話が無さ過ぎる」という御指摘を受けましたので、今回は真面目にその辺りの話なんぞを。

特に、他所の教室でヴァイオリンを習っておられた生徒さんが、御縁があって私の教室に移動してみえた時に必ずおっしゃるのが「長時間弾くのが辛い、疲れてしまって厭になる」ということです。

確かに、ヴァイオリンを習ったことがある方は御存知かと思いますが、演奏するかたちと言えば、楽器を持つ左腕は、指板上に指を乗せて操作するために手の平を上向きにするべく半回転捻った状態になり、弓を持つ右腕は、弓を手でつかむでなくつまむでないかたちで優しく持ち、左手とは逆に手の平を下に向けて腕をねじった状態で上下に動かして演奏する…という具合です。つまり、それぞれの腕を逆方向にねじり続けている状態なわけです。

字だけで読むと、何だか物凄いことをさせられている感じになってしまいますよね。しかもその時に先生が、ほぼ皆さん同じように注意するのが「はい、力抜きましょうね~」ということなのです。そんな腕をねじり上げられているような格好で力抜けなんて…と、大概の生徒さんは混乱してしまいます。でも、その時先生が目の前で「ほら、こんな感じですよ~♪」と軽やかに弾いてみせてくれちゃったりすると、「はぁ~ホントだ~…」と妙に納得させられてしまうのです。

いや、それだけならまだいいのですが、ヘタをすると「折角そういう風に教えてもらっているのに、そういう風に弾けない自分がいけないんだ…(T_T)」またひどい場合には「そういう風に弾けない自分って向いていないんだ…(ToT)」となってしまうことがあるのです。

確かにヴァイオリンという楽器には、身体的特徴等の理由により多少の向き不向きがある場合もありますが、そんな中で私が実践しているのは『初期段階において無理のない身体の使い方・動かし方を体得することで、楽器の構え方や演奏の仕方が、誰でも飛躍的に楽にできるようになる』という指導法です。そしてその時役立つのが、プロフィールにも書きました古武術の手の内や仏像の印相だったりする…ということなのです。

考えてみて下さい。昔の人の身長は、今より格段に低かったわけです。比較的近い江戸時代ですら、男性の平均身長は150㎝前後だったのです。にもかかわらず、刀、特に長刀の刀身の長さは70㎝以上あったわけです(博物館等に行くと、刀剣が展示してあるところがありますので、割と簡単に目にすることができます)。そんな小さな人が、どうしてそんなに長い刀を鞘から抜いて使うことができたのか…。

浅草の仲見世辺りで売っている模造刀なんかを持っている方や、或いは木刀をお持ちの方は実際にやってみるとわかりますが、鞘を左腰の辺りに当てた状態で右手で柄を掴んで刀を抜こうとしても、絶対に途中で腕が止まってしまって抜けません。昔の斬り合いなら、そんなんであたふたしている間に相手にバッサリ胴を斬られてチャンチャン♪です(軽っ…)。何でそんな結果になるかと言えば、『単純に腕だけで抜こうとするから』なんです。ではどうすればいいかと言えば『部分ではなく身体全体を協調させて』やれば、ちゃんと抜くことができるのです。

これに限ったことだけではなく、様々な『所作』をこなすために昔の人々は『身体全体を協調させて』生活していたのです。というのも昔の人々は着物で暮らしていましたから、ある程度着方・動き方がさまになっていないとすぐに着崩れてしまって、とってもみっともないことになってしまうからなのです。だから彼等は普段の生活の中でそれを上手に使い熟していたわけです。

その後時代が文明開化から戦中・戦後と移り、着物から洋服中心の生活になっていく中で『所作』などということを気にしなくてもアクティブに動けるようになっていきました。と同時に、便利になった分、古来より培ってきた『所作』というものを段々に忘れていき、ともすると「堅苦しい」というわかりやすいレッテルを貼り付けてないがしろにしてきてしまったのではないかと思うのです。

しかし、この『所作』のための動きが、実は現代の生活において、特に楽器を演奏することにおいて非常に役に立つということが、最近になって判明し始まっているのです。だから我々が行っているレッスンというのは正に《温故知新》という言葉そのもの、『古きをたずねて新しきを知る』というものなのです。

文章で説明するのには限界がありますので、詳しく知りたい方は私のところへレッスンを受けにいらして下さい。実際に動きながら御説明します。
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一面の緑???

2011年06月13日 18時49分37秒 | 日記
小田原城東堀の一角に植えられていたアジサイ群です。御覧の通り何と総出で緑色!見渡せど見渡せど緑一色なのです。

お好きな方はお好きなんでしょうけど、やっぱり私は見慣れません…。
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城っ!

2011年06月13日 18時43分42秒 | 日記
言わずと知れた小田原城天守閣です。オリジナルは明治の廃城令でメッタメタにされてしまい、これは昭和35年に再建されたものです。

かの震災以来、ライトアップされなくなってしまったので、夜に見かけるとちょっと恐いシルエットを浮かび上がらせています…。
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近くで見るとこんな感じ

2011年06月13日 17時47分12秒 | 日記
花菖蒲を接写してみました。比較的紫が綺麗に出たと思いますが、如何でしょうか…?
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比較

2011年06月13日 17時41分06秒 | 日記
先週、同じアングルで撮った時は、まだまだポショポショ咲きでした。今の常盤木橋のところはこんなに花盛りです。
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