最近、パーマカルチャーという言葉を耳にするようになってきました。
パーマカルチャーというのは、オーストラリアのビル・モリソン氏が1979年に提唱した
人間にとっての恒久的持続可能な環境をつくり出すためのデザイン体系で、語源は、
パーマネント(permanent 永久の)とアグリカルチャー(agriculture 農業)との造語だそうですが、
同時に、カルチャー(culture:文化)の意味も含むそうです。
確かに、人口の密集する大都会では、そのままの適応は難しい面も多々あり、非現実的に見えますが、
一人ひとりが、環境に対する関心を持ち、自分に出来る事を少しづつ取り組んでいければ、
時間はかかっても、今よりは、住みやすい社会環境を構築していけるのではないでしょうか。
私もここ数年、家庭や会社から出る生ゴミを廃棄物として処分するのではなく、
資源として再利用する(堆肥として土に還す)、循環型のモデルを家庭菜園で実践すべく、
無理の無い範囲で、楽しみながら、堆肥作りに取り組んでいます。
私の畑の堆肥作りの一例です(その1)
1) 家庭や会社で出た生ゴミは、発酵容器に入れて中間発酵させます。
容器一杯になったら、液肥をとり、畑の堆肥箱へ移します。
2) 畑の堆肥箱に、収穫し終わった野菜の残渣や刈り取った野草などと一緒に投入します。
3) その上に隣の箱の半熟堆肥や畑の土を薄く被せ、米糠を振ります。
4) 2~3の作業をくりかえして積み上げていきます。
5) 最後にビニールを被せ、ゆっくりと発酵させます。
半年もすれば、この生ゴミ堆肥が、秋冬野菜の植付前の、畑の土作りに利用できます。
完熟した堆肥箱の中では、多くのミミズが住みつき、良質の土づくりに貢献してくれます。