今年(2020年)の関東甲信地方の梅雨明けは8月1日。
8月に梅雨明けとなるのは、2007年以来13年ぶりとの事でしたが、
梅雨が明けるや、本格的な暑さが到来して、立秋からお盆が過ぎても
依然、真夏日と猛暑日が繰り返し続いています。
この酷暑の中、畑の野菜も全般に夏バテ気味ですが、唯一元気な野菜がこれ!
熱帯アジア原産の「ニガウリ」いわゆる「ゴーヤ」です。
主に沖縄、南九州で生産されていましたが、ここ10年来、全国的に栽培されるようになり、
日差し避けの緑のカーテンとして一般家庭でも楽に育てられ、今や夏の風物詩にもなっています。
黄色く熟す前の未熟果を食べるわけですが、果肉には独特の苦味があり、
ビタミンCを豊富に含んでいるのが特徴です。
この苦味のもととなる成分はモモルデシンといい、胃液の分泌を促して食欲を増進させ、
また、肝機能を高め、血糖値や血圧を下げたりする効果があることも報告されています。
まさに、大酒飲みで生活習慣病が気になる世代の面々には、夢のような食材ですよね。
品種も、長れいし、あばしゴーヤ、白れいし等々、数多くが販売されています。
私は、毎年、あばしゴーヤより一回り大きい「沖縄願寿ゴーヤ」を自家採種で栽培していますが、
今年は、種蒔きが間に合わず、仕方なく、ホームセンターで、定番の「あばしゴーヤ」と
サントリーの「デリシャスゴーヤ」(上写真)の苗を購入して栽培/収穫中です。
やはり一般的な料理は、チャンプルー等、炒め物が主流ですが、
そればかりも飽きるので、色々と調理法を模索中。
とりあえず、今のお気に入りは、「ゴーヤとツナのナムル」。
ゴーヤのほろ苦さに加え、さっぱりとした酸味とゴマの香りがたまりません!
作り方はこりら→「極上、ゴーヤナムル」