12月30日、実家の畑は、大霜の降りた寒い朝でしたが、恒例行事の餅つき大会でした。
毎年、親戚一同が集結して、もうかれこれ30年以上、続いているでしょうか?
関東に住み着くことになった私や弟は、仕事の都合で戻れない事も多々ありましたが、
その都度、従兄弟夫婦やその子供達が親父のサポートをしてくれ、欠かすことなく
今日まで続いてきました。
今年は、クリスマスの日に主催者の親父が入院~手術ということもあり、開催が
見送られそうになりましたが、幸い、大事に至らずに退院できたこともあり、
親父の強い意向のもと、予定通り実施となった次第です。
餅つきは、全ての仕切りを親父がやっていた関係上、親父無しでは始まらない事も
ありますが、病みあけの老体に負荷もかけられないので、今後は、親父は監督だけで
準備~進行全てを自分達でやれるようにしようと、従兄弟の兄貴と申し合わせ、
細かい記録を取りつつ実施しました。
準備リスト
・ 臼 (石臼) ・ 杵(きね)& 大型ポリバケツ
・ セイロ(2段)& スノコ、布巾 ・ 羽釜 & 釜戸 & 薪
・ バケツ & 柄杓 & しゃもじ ・ 餅箱
・ もち米(5kg)× 4袋 ・ のし板
・ 上新粉 ・ 餅コネ機
前日に、もち米をといで、水に一晩かしておきます。
この作業は、毎年、親父の姉に当たる今年85歳になる叔母様が仕切ってくれます。
餅つき当日、先ずは羽釜に水を張り釜戸の火を起こしてお湯を沸かします。
また、石臼にお湯を入れて杵をつけておきます。
羽釜のお湯が沸いたら、水にかしておいた餅米をザルにあけて水切りして、
セイロにスノコ、布巾の準備に敷き、水切りした餅米(5合柄杓で7杯分)を入れます。
そのセイロを羽釜の上に、2段重ねに置いて蒸します。
約30分程で、2段目のセイロから湯気が上がってきたら、
1段目のセイロは、蒸しあがり完了。米がおこわの状態になっていればOKです。
これを臼に入れて、杵でこねるのですが、最近はつき手年齢も高齢化していて
時短と労力削減を図るため、餅コネ機を導入しているようです。
適度にこねた餅米を臼にいれて、
本格的に杵でついていきます。今年は、従兄弟の長男、長女性が活躍してくれました。
従姉妹の3人の娘達も、毎年、手伝いに来てくれ、つきたての餅を丸めてくれます。
今年結婚した3姉妹の長女は、旦那さんを連れての夫婦初参加。
従兄弟の長男にも、今年子供が生まれ、従兄弟は、お祖父ちゃん、叔母は、ひい婆ちゃんデビューです。
餅つきの後は、一族郎党、恒例の大宴会!
この故郷の良き慣習が、毎年、つつがなく続けられる事に感謝です。
庭の柚子の木も、毎年、きれいな実を成らしています。
来年も充実した一年が送れますよう、皆様、良いお年をお迎えください。
臼で餅つき・・それに準備するもの・・私も子供の頃には家の玄関で餅つきしてた記憶がありますが・・・
それも1回きりだったような・・・
道具の名前も聞いた事のあるような・・実際のものを最近見ることも無いので・・何だか懐かしいです~