私が住んでいる町で昨年から大問題になった宅地二分割二棟建売住宅建築はすでに工事が進み住宅の骨格が出来上がっています。
125㎡ちょっとの敷地に総二階の家が二棟並んで建っています。
隣地境界線から50-70cmのところに壁があります。
周辺の空間と緑の多い住宅と比較すると不釣合いに密集した住宅です。
それが高性能住宅と大きな字で宣伝されていました。
狭い住宅に台所、浴室、洗面所、便所、玄関、階段、収納庫を何とか配置し、部屋も狭いながら何とか4部屋設けたという意味の高性能でしょうか。
部屋は狭いが、備品は高性能という意味の高性能でしょうか。
仲介業者の営業担当がいたのでお話を聞くと、片方の家が売れたと言いました。
30代半ばの人が5,000万円で買ったそうです。
親が近くに住んでいる人らしく、親の近くに住みたいから買ったそうです。
住宅の価値は実質3,000万円程度ですが、この町は住環境がいいので、○○○ブランドで高く売れるそうです。
○○○はこの地域の地名です。
もう一方がなかなか売れないのは1階のリビングが細長く使いにくいことが原因だそうです。
一度細分化された土地はまず元に戻らないそうです。
類は類を呼ぶから隣地も細分化されるかもしれないそうです。
この建売住宅の不動産会社は町の住環境がいいことを売り物にして、自分は町の住環境を悪くしており、本当に悪質と思います。
なおこの建売住宅について複数社の仲介業者が営業しています。
仲介業者は、売り物が自分の商品ではないため売り物に対する誇りがありません。
売れて手数料が入ればいいという感じです。
仲介業者も町の住環境悪化に加担していると思います。
そして買う人もです。
買うときは町の住環境がよくて高く、売るときは自分の敷地が狭くて高く売れないような住宅を買うようでは計算が弱いと思います。