ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

まちなかの公園は療養所の庭のようなもの

2022年09月18日 | Weblog
ゲートボール(GB)部に89歳の老人がいます。80代前半、足腰が痛くてリハビリ施設に通っていましたが、GBをやっていた近所の人に勧められてGB部に入りました。適度な運動量、ゲーム性、思考刺激が気にいって、すっかりGBにはまり、リハビリ施設に通うより、GBの方がはるかにリハビリ効果があると言って、実に週4回GBをやっています。週3回はまちなかの公園広場での練習試合です。もう1回は区GB連合のGB教室です。

まだ70代後半のGB部員がいます。一緒に体力測定をやったことがありますが、私を上回る運動能力を持っていました。現在も体力については問題ありません。

ところが、最近、目に問題が生じ、見にくいこと、直らないことを非常に気にし、GBを休むようになりました。体の心配をし、健康診断を受けたところ、いくつか気になるデータがでました。すると不安が募ったようで、ますます家に閉じこもるようになりました。

手足腰、思考にまったく問題ないのですが、不安に勝てないようです。目については眼帯をかけるなど、見えにくい目の方を使わないようにし、片目で見ることに慣れるといいと思いますが、そうすることを嫌がり、見にくいと言って、活動を嫌っています。

家を療養所とすればまちなかの公園は療養所の庭のようなものだし、GBは軽い運動で、体力・思考力低下防止になると思いますが、公園に行きたい、GBをやりたいという気持ちにならないようで家に閉じこもっています。

家に閉じこもっているか、家から出るかは、ほんのちょっと考えを変えることで、違ってきますが、この、ほんのちょっと考えを変えることが容易ではないようです。

私は2020年秋、重度の前立腺がん(腫マーカーPSA5900、がん肥大破裂、骨に転移、腎不全で腎機能の3/4以上を失う絶望的な状態でした。死を覚悟してGB部をやめ、自宅療養に入り、尿道カテーテルをつけて排尿を助け、ホルモン療法によるがん抑制を行った結果、驚きましたが、がん縮小がおこり、自分で排尿できるようになり、尿道カテーテルがとれました。さらに、PSAが2に下がったのでまずは散歩で足腰を強め、約1年の療養後、2021年秋、GB部に復帰しました。

それからまた1年がたち、現在、残念なことにPSAが増え始め、7.3になっています。増加傾向が止まらず、近々、CT検査を受けて、がんの大きさを見ることになっています。

排尿は今のところ問題なく、動けるのでGBは続けるつもりです。動けなくなるまでGBを続けようと思っています。GBをやっている公園は療養所(私の家)の庭と思っています。