豪華列車や豪華客船で何日も観光旅行に行くことが金持ち老人の間で流行っていますが、自分の町はどうなっているでしょうか。
美しいのは自分の家と庭までということが多いのではないでしょうか。
自分の家と庭を美しくすることはいいことだと思います。
もうちょっと思考を広げて自分の町を美しくすると考えるともっといいのではないでしょうか。
別に自分の町を観光地にする必要はありませんが、「美しい町」にすることは人生を豊かにします。
街中の場合、庭づくりでも自分だけが楽しむ庭ではなく、道行く人も楽しめるように目隠しになっている生け垣などをやめ、道路に開かれた庭にすると町は大幅に美しくなります。
中には人から庭をのぞかれると心が落ち着かない人もいますからすべての人にそうせよとは言えませんが、何となく風潮で目隠しの生け垣などをつくってしまった人は思い切って目隠しを処分して道路から見ても美しい庭にすると、庭が広くなり、町が広々し、開放感のある雰囲気になります。
見通しがいいアルミニウムの柵が流行していますが、不思議なものでこの柵があるだけで道路と庭は隔離されます。
思い切ってアルミニウムの柵もやめてしまうと、本当に庭も町も広々とします。
私の家の斜め北側に老婦人一人暮らしの家があります。
私の部屋の窓から彼女の家や庭がよく見えます。
彼女は私の目を気にするどころか、私の目を遮る生け垣を全部除去してしまいました。
理由を聞くと、私が見張ってくれていると思うと安心だからと言います。
庭が丸見えの家は防犯効果もあるようです。
私の家の西側の家は今は空き家になっていますが、やはり庭が私の家から丸見えです。
昔の住人が生け垣をつくったのですが、半分以上が枯れてしまい、大きな隙間だらけです。
残った生け垣も枯れそうです。
かわりに草花が庭のへりに植えてあり、季節ごとにいろいろな花が咲きます。
私は借景を楽しんでいます。
ときどき所有者が来て庭の手入れをやっており、雑談しますが、彼はいっこうに囲いがないことを気にしません。
やはり、私が見張っている方が安心と思っているようです。
町の設備・施設等は行政が考えることと考える人が多いと思いますが、町の金持ち老人が寄付して「町づくり基金」をつくる方法があります。
町内会でよく相談して、優先順位をもうけて町づくりに使うと、「これぞ我がふるさと」と思える町をつくれるのではないでしょうか。
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