ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

建長寺から裏山伝いに覚園寺へ

2006年11月15日 | Weblog

建長寺の裏山の半僧坊から見た由比ケ浜
町の部分の海に向かっている斜めの線が若宮大路です。

北鎌倉には山を背にして西から円覚寺、建長寺、覚園寺(かくおんじ)の大寺が並んでいます。
覚園寺は、鶴岡八幡宮の東にある鎌倉宮の方から入ります。
そのためちょっと訪問する人が少ないかもしれません。

しかし覚園寺は薬師堂ケ谷(やつ)の一番奥まった所にある鎌倉の寺らしい寺です。
今日は建長寺の裏山伝いに山の上を歩いて覚園寺に行きました。
この山道が覚園寺の裏山に接近すると、やぐらと呼ばれる四角い穴が山道の側面の岩壁にたくさんあるのを見ることができます。
数人入れる四角い部屋から一人体を曲げないと入れない四角い穴まであります。
これは中世の武士の墳墓群です。

覚園寺は本堂である薬師堂(県重文)が圧巻です。
茅葺の大きな建物で重厚です。
そして中に入ると薬師如来、日光菩薩、月光(がっこう)菩薩の三像(いずれも重文)の美しさに圧倒されます。
薬師は頭が鎌倉時代の作、胴は室町時代の作です。
日光、月光は室町時代の作です。
両側に6対ずつ並んでいる12神将像(県重文)も見事なものです。

薬師堂の周りは自然そのままで、谷戸(やと)の美しさをそのまま残しています。

覚園寺で特筆すべきことは、先に書いたように裏山の岩壁にやぐらが無数にあることです。
覚園寺の東側の山は見上げるような大岩壁になっていますが、その根元に大きな四角い穴が開いています。
中に入ると人が数十人入れる大きな部屋になっています。
これもやぐらで覚園寺のやぐら群の中では最も大きいものです。

覚園寺は撮影禁止になっているため、その美しさをご紹介できないのが残念です。


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