かつて老人スポーツとして大繁栄したGBですが、大半の老人がそのむずかしさを知り、上手にならない老人はGBをやめました。上手になった老人が、上手にならない老人を乱暴な言葉でののしるようなことが多発し、普通の老人は「下品な」GBから身を引いたと思います。
私は73歳でGBを始めましたが、区の大会に行ってほかのチームで主将らしき老人が味方の下手な老人をののしっているのをよく見て、GBは下品だと思ったことがあります。そのことを区のGB機関誌に投稿して改善を訴えたことがあります。区GB連合会長は大会のたびに「ののしることをやめてほしい、マナーを改善してほしい」と参加者に訴えました。会長は、大会の講評で区でトップクラスのマナーの悪いGB上手を名指しで批判したこともありました。
会長の努力もむなしく、GB上手のマナーの悪さはなかなか治りませんでした。このマナーの悪さが原因でGBをやめた老人は多いと思います。
確かに老人はなかなかGB上手になりません。老化していますから当然のことです。GB上手の老人は決して下手な老人をののしってはいけません。ドンマイで行かなければいけません。老人のGBチームは保健と親睦が主な目的です。世界大会に出場できる確率は非常に小さいでしょう。
野球、テニス、サッカー、バレー、卓球、バドミントン、ゴルフ、柔道、剣道などのスポーツに比較すれば、筋肉を速く動かす動作はなく、老人でもできる優れたスポーツであることは明らかです。
老人から始めるのではなく、若いときからやっていれば、間違いなく老人になっても試合らしい試合をやれると思います。
その意味で若人の間でGBの普及が始まったことは素晴らしいことだと思います。
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