ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

町内会長選び

2017年01月23日 | Weblog

私の町の町内会長選挙は、町内会長になりたい人がいないので、各班から当番制で選ばれた新班長達が集まって互選します。
互選すると言っても簡単ではありません。
お互いに知らない訳ですから互選しようがありません。

そこで町内会長を互選すると言って新班長達は何度も集まります。
延々と議論するが決まりません。
何度か集まって議論しているうちに次第にお互いがわかってきます。
嫌だと言っているが無言でいいと言っている人が浮かび上がってきます。
みんながお願いします、協力しますと言ってくれると、その人は安心して、しかししょうがないという顔をして引き受けます。
その人が嫌な仕事を引き受けてくれたということでほかの班長達は協力しなければならないと思います。

昔は老人会が会の中から適任者を町内会長として推薦していた時期がありました。
新班長達は推薦された人を受け入れていたのですが、どこか町内会長と新班長達の間には溝があって、協力がうまくいかない傾向がありました。
有能だから老人会から推薦されてきたのだろうということで新班長達は何事も会長まかせになったのではないでしょうか。

やがて老人会にも町内会長をやってもいいという人がいなくなり、老人会は誰も推薦しないようになり、しょうがないから新班長達が互選することになりました。

町のことを知らない人が町内会長をやることは大変なことだと思います。
幸い私の町は、町の行事を担当するボランティア組織が発達しているので町内会長がボランティア組織を使うことに抵抗を示さない限り、行事は無難にすみます。
たまにボランティア組織は自分の権限を侵していると考える権限意識が強い人が町内会長になると一波乱ありますが、町内会長が1年で交代しても町内会の運営はそれほど問題ないと思います。
また町内会長経験者の中には相談役を引き受けてくれる人がいると思います。

しかし、複数の町からなる地域において、長くやっている町内会長や行政の地域担当官は、経験知識がないということで1年で交代する町内会長を軽視するようです。
いちいち説明説得するのは面倒ということだと思いますが、複数の町からなる地域のまとまりが失われるので軽視はいけないと思います。

さすがに引退しましたが、私の隣町の町内会長は6年ぐらい会長職を続けました。
その町のボランティア仲間が、うちの町内会長は独裁的で自分の考えを大事にしてボランティアの提案を町内会の役員会にかけてくれないと嘆いていました。任期が長ければいいというものでもないようです。
彼は、ボランティア組織が発達し、ボランティア達が町の仕事を積極的に企画実行している私の町に敬意を表しています。



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