ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

鎌倉はどうなるか

2014年01月26日 | Weblog
昨日私の町(横浜)で背広姿の若い人がチラシを配っていました。
また労働争議を伝える街宣車が回っていました。
そのチラシを見ると、資生堂鎌倉工場閉鎖計画(2015.3閉鎖)に伴う非正規雇用労働者の訴えが書いてありました。

会社は、閉鎖の理由として建設後50年が経過し、老朽化したことを上げていますが、会社の収入が伸びず、利益が低下していることと、鎌倉が工場立地として条件が悪くなったことが主な理由と思います。
現在鎌倉工場の従業員は契約社員を含め500人ぐらいとのことですが、鎌倉あるいはその周辺地に住み着いた人が多いでしょうから、従業員にとって深刻な生活問題になっています。

横浜に住んでいると鎌倉は歴史的観光地に見えます。
私は家族や外国の留学生や遠方の友人を連れてよく鎌倉観光に行きます。
しかし行くたびにその道路の狭苦しさに往生します。
歴史的遺産である神社仏閣も狭苦しさを感じます。

海に面した谷戸構造が美しいのですが、平野部がなく、生活生産の場としては非常に不便です。
歴史的観光地として大勢の人を受け入れることもむずかしいのではないでしょうか。

ところが町づくりの方針が決まらないまま、流入する住民によって住宅地化が谷部でも山部でも進行しました。
生活生産の場として適しているかと考えるより、人々は鎌倉に住むことにあこがれを持ったと思います。
しかしもともと狭苦しい谷戸構造ですから鎌倉市に道路づくりの自由度などなかったと思います。

歴史的観光地としてもいまいち、生活生産の場としてもいまいち、政治のやりくい町になってしまった感じがします。
ユネスコ世界文化遺産として登録が許可されなかった原因は鎌倉に統一された文化がないことではないでしょうか。

経済横這い、あるいは縮小時代を迎えました。
長い目で見ると、鎌倉は住民の流入が止まり、やがて流出が始まり、こぢんまりとした歴史的観光地して落ち着くことになると思います。


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