じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

伊坂幸太郎「死神と藤田」

2022-04-01 21:01:59 | Weblog
★ 三寒四温とは冬の気候を言うらしいが、ここ最近の寒暖はそんな感じだ。そう言えば「花冷え」なんて言葉もある。急激な温度変化に体調を狂わす生徒を見かけるようになった。風邪なのか、花粉症なのか、あるいはコロナなのか、見分けがつきにくい。

★ コロナは感染者が高止まり、あるいはリバウンドの傾向にあるので、油断禁物だ。

★ さて、今日は伊坂幸太郎さんの「死神と藤田」を読んだ。最初、日本推理作家協会編「ミステリー傑作選 仕掛けられた罪」講談社文庫所収」で読み始めたが、伊坂さんの「死神の精度」(文春文庫)に収められているので、そちらで読んだ。

★ 地上界へ調査に来ている死神の話。7日間の調査期間の後、「死」がふさわしいかどうかを報告するのが仕事。今回の調査対象は藤田というヤクザだ。昔気質の男で、自ら起こしたいざこざを解決するために、よその組の組長を狙っている。一方、古い仁侠の価値観を大切にする藤田を快く思わない人々も多い。密かに罠が仕掛けられるのだが。

★ ことの次第は、死神にはまったく関係のないことだが、どうやら好奇心にかられて見届けるようだ。

★ 内容も面白いが、登場人物の軽妙なやりとりが楽しい。伊坂ワールドだね。

★ 春期講座はあと4日。英検の案内も用意しなければ。値上げの春は恒例ながら、スーパーで買い物をしていると溜息が出る。検定試験も毎年高くなるなぁ。
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