じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

星新一「生活維持省」

2022-04-08 19:17:29 | Weblog
★ 映画「ロシアン・スナイーパー」を観終わった。独ソ戦の最中、300人以上のドイツ人兵士(彼女に言わせればファシスト)を射殺した女性スナイパーの物語。実在の人物をモデルにしている。

★ 「1人を殺せば殺人者だが、100万人を殺せば英雄になる」。これはチャップリンの映画のセリフだったか。戦争とは人を殺すこと。為政者は大義名分を掲げるが、何が正義なのだろうか。ヒトラーは大虐殺を指導したが、スターリンも粛清の名のもとに多くの人々を殺害したではないか。

★ 「これが、戦争というものだ」というセリフが重い。

★ 逢坂冬馬さんの「同志少女よ、敵を撃て」(早川書房)が届いたので、読み始めた。第1章の冒頭は「アメリカン・スナイパー」の1シーンを思い起こす。

★ NHKが星新一作品をドラマ化している。「ボッコちゃん」は見逃してしまったが、オンデマンドで観てみよう。次回は「生活維持省」ということなので、先回りして「ボッコちゃん」(新潮文庫)から「生活維持省」を読んだ。

★ 貧困も病気もストレスもない社会。ユートピアのような社会だが、そこにはある決まりがあった。快適な生活を維持するために私たちはこの不条理を受け入れることができるのか。

★ 先の世界大戦から80年弱。その間も代理戦争、民族紛争、内乱は数知れず。テロやヘイトクライムも多発している。人類の進化もまだこの程度のものなのか。
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