じゅんむし日記

心は急いでいる。それなのに、何も思い通りの形にはなっていかない。がまんがまん。とにかく、今できることから始めよう。

何だかヘンな日

2008-03-15 | 子育て・家族
小学5年の男の子三人が、今日(土曜日)野球をする約束をしました。

とある学校のグランドの隅をちょっと借りて、ボールを投げたりしていましたが、何だか物足りません。
自分たちの小学校まで行くことにしました。

二人は自転車。一人は走って1キロほどある小学校まで行きました。

しかし…。
三人です。グランドを広く使えるようになっても、出来ることは知れています。

友達をもっと呼ぼうと思いましたが、そこは小学生、携帯電話もなければお金も持っていません。
友達の家を呼び歩きました。

自転車は、変わりばんこです。

あっちへ行き、こっちへ行き、でも誰も「いいよ」と言ってくれません。
今の小学生は忙しいのです。

そうこうしているうちに、学校から1キロほど離れたS公園まで来てしまいました。
でも、走った距離はその何倍にもなっています。

肝心の野球は?
まだぜんぜん出来ません。

しょうがないのでS公園で野球をしようとしました。
…と、ため息も出てしまう事態に!
野球禁止の建て看板があるではありませんか。

「えーー?」
「マジーー?」

やんややんやと騒いでいると、急に一人の男の子が静かに…。
鼻血を出しています。

手で血を受け止めたりしても、あとからあとから…。
近くにいた大学生らしき人からティッシュをもらいました。

でも足りません。
あとからあとから…。

ティッシュ、ティッシュ。
どうしよう!ティッシュ!
一番近いお家の友達のところまで、三人は走り出します。
鼻血をティッシュで受け止めながら、走ります。

お友達の家でティッシュをもらいました。
5枚でした。ようやく止まったのです。

騒動が終わり、気を取り直して、さあ野球です。

小学校へ戻り、キャッチボールを始めると、もう辺りは薄暗くなってきました。
一日の終わりです。
野球をして遊ぼうと思ったのに、走って走って、
何にもしてないのに、でも何だか忙しかったような記憶だけが残り、
かといって、つまらない気持ちとかは全然なく、家に帰って行きました。

子供の頃は、こんなことがあるものです。
この中の一人はウチのムスコですが、こういう無駄なような経験もしてほしいなと思うのでした(^_^)

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