クラビノーバ奪われた…ような気分だ^^;

昨日は朝からそわそわしていました。
10年ほど、ウチの中でどっかりと場所を占めていた電子ピアノ「クラビノーバ」の引き取りをしてもらうことになっていたからです。

と言っても、
お世話になったのは４年半くらいでしょうかね^^;
ムスコが小６までピアノを習っていました。

私は毎日ムスコのピアノの練習に付き添い、
「ブルグミュラー25の練習曲」までは、私もいっしょに楽しんで弾いていました。
思い入れがないわけありません。（グスン）

午後２時の約束でしたが、1時35分に”その人たち”は、やって来ました。

「ピンポーン」

25分も早いっ。
ああ、あと30分でお別れね(´Д｀)…なんて、しみじみしていたのにねっ！

まぁ、いいでしょう(-.-)
「はーい」と言って、20センチほどそろそろと玄関の引き戸を開けると…

「ちわーッ(^。^)」とは言いませんが、そんな感じで、
すぐさま引き戸をガーッと全開に開け、

「××楽器ですが、クラビノーバの引取りに来ました」
と、
一人は玄関先に入り、もう一人は車の荷台に入れるよう、早くもさっさと準備をしています。

「よろしいでしょうかね」
と媚びるような感じで（というのは、私が少しの悪意を持って見ていたからか？）、
私が案内する前に家に上がっていきました。

何だか急かされるようで、
よくわからないけど、私は小走りになってクラビノーバのある部屋を案内し…

「まだきれいですね」とも、
「故障はないですか」とも、
何とも言わず、全体を眺めるわけでもなく、ダーーーッと（そう、脱兎のごとく）運び去っていきました。(゜o゜)ノあれ～

そのあいだ、
クラビノーバが置いてあった、埃だらけで汚れのこびりついた所をスリッパで行き来し、←これは別にいいのだが
その汚いスリッパで玄関マットを踏みつけ…(゜o゜)ノきゃ～

ハッと思って玄関マットを端によけていると、
廊下の角が曲がりづらかったのでしょうけれど、別の部屋の引き戸をためらいもせず開け…(￣□￣；)ガーン

別の部屋を開ける時は、ひとこと言ってよねー(ノ｀Д´)ノ

「椅子忘れないようにしなくっちゃ。へへへ」と言って、最後に抱えるように持ち去りました。
（”へへへ”は、私の印象…）

もう！椅子、忘れてけー(ノ｀Д´)ノってなもんです。

あーあ(-_-;)
これがクラビノーバの最後です。

それにしても、
どんな最後を期待していたんでしょうね、ワタシは…。



最後だと思い、辻井信行さんの「ロックフェラーの天使の羽」をたどたどしく弾いたさ。