じゅんむし日記

心は急いでいる。それなのに、何も思い通りの形にはなっていかない。がまんがまん。とにかく、今できることから始めよう。

現代書家 岡本光平さんのコラム「素人と玄人」を紹介

2022-12-19 | アート
前回のブログで、
きれいで整った字をみんなが目指さなくてもいいでしょ、
みたいなことを書きました。

田嶋陽子さんのサイトの中に、現代書家 岡本光平さんの「素人と玄人」というタイトルのコラムがあります。

https://tajimayoko.com/sho-art/gallery/works-5.html
(このページの下の方)

(↓一部抜粋しました)
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書家の字は、通常は伝統の古典の書をベースに書くというものだが、昨今はこれも怪しい。
古典を拠りどころにと言いつつも結局は師匠スタイルのコピーが圧倒的で、その団体や社中は同じ雰囲気や匂いが立ち込めている。

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昨今は、素人でも玄人でもないカジリ程度の中途半端な輩にかぎって恥ずかしげもなくメディアにウロチョロ登場しているが、
書にとっては公害みたいなものである。

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書の世界は、筆が達者に動くから上手い、とすべてを上手い下手でかたづけるわけにはいかない。
上手くても品性に欠けるという書の究極の本質があるからだ。人品があれば書品もある。書品は人品の投影でもある。

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書家と呼ばれている方、
書道教室の先生、
その他書を生業としている人、
このうちどのくらいの方がこのような認識を持っているんでしょうか。

まぁいろいろな考えがあるので、同じ認識であるべきとも言えないんですけど。

私はこのコラムを読んで、
全くその通り!と思いました。
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