東京都美術館で「クリムト展」が開催されています。
やはり何と言っても《ユディトⅠ》でしょう。
その素晴らしさったら!
パンフレットの表紙にも使われているこの作品…
金色の美しさ、
品のある青、
訴えかける目、口許、その表情…
あの瞳の中の、白い絵の具の“点”が1ミリずれていたら…
白い“点”が右目にも入っていたら…
あの表情にはならないのでしょうね。
本で(印刷で)見てもすごいけど、
生で見るとドキッとします。
まるでその中に生命があるような感じです。
危うさを感じながらも、自分の内なるものが刺激され引き込まれます…。
4月29日の16時頃入館しましたが、
割とスムーズだったとは思います。それでもまぁ混んでいましたね。
みなさん前列で観たいので、
スタート地点ではだんご状態になって順番を待っている状態です。
係員の方は「順番に並ぶ決まりはありません」
と言って、先へ先へと進ませようと必死でした。
(そりゃ、効率よく進んでほしいわね)
絵画の前を、だいたい2列から3列くらいで、
ノロノロと人の波に乗って進んでいきましたので、
自分の加減で観ることは不可能でした。
1列目でじっくり止まるわけにはいかないし、
後ろで観ようとすれば(人で隠れて)作品の全部は観ることができないし!
作品にじっくり浸れることができないのは残念でした。
それでも、
良い作品は「おお!」と思いますね。
油絵が多くて見ごたえもありました。
《ヌーダ・ヴェリタス(裸の真実)》
《女の三世代》
これが東京で観られるんですよ!
海を渡ってきたんだね。(しみじみ)
壁画の複製《ベートーヴェン・フリーズ》も見事です!
(複製って言われなきゃわかんないし^^;)
ブログを書いていたらもう一度観に行きたくなりました。
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