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吉川赳氏と細野豪志氏と静岡5区の有権者。

2022年06月11日 23時56分00秒 | 政治
選挙前ということもあってか、いろいろなスキャンダルが出てます。
特にこの件は同じ自民党出身の衆議院議長・細田博之氏の「セクハラ」および「買収」疑惑をかき消すぐらいの勢いでこの週末ニュースが駆け巡りました。

未成年の女性にお酒を飲ませて、一緒にホテルに宿泊、その後4万円を渡した、とされる内容で、酷いし恥ずかしい内容で細田氏の疑惑をかき消す勢いになるのも無理もありません。
さらに、もうひとつの一因とも言えるのが、そもそも吉川氏が立候補していた選挙区にあります。
今回のニュースで吉川氏を「以前から見覚えがあるなぁ。」と思っていて調べたら、やはり静岡5区でした。
静岡5区は、元民主党で民主党政権で環境大臣も務めた細野豪志氏の地盤でもあり、ご存知の方のいらっしゃると思いますが2019年に二階派特別会員となり、昨年の衆院選で当選後に自民党に正式に入党した後も、吉川氏の存在と静岡県連の意向もあり、静岡5区の自民党支部長になれず、いわゆる「保守分裂」の状態でした。
そんな以前から全国的に注目されてきた選挙区の自民党の公認候補が吉川氏だったのです。

おそらくこれで静岡5区の分裂状態は解消され、ゆくゆくは自民党静岡5区の支部長には細野氏が就任するのかもしれませんが、まぁ、どうなるのか?そんなに簡単ではないかもしれません。
それよりも、そんな選挙区に身を置いている者としては脇が甘すぎた吉川氏。
僕も「議員辞職」ものだと思いますが、これまで吉川氏を支持してきた有権者の気持ちを考えると何とも言えません。本当に「裏切り行為」だと思います。

また、同時にここで書いておきたいのは、元々民主党だった細野氏が段階を踏んだとは言え、今は自民党であることを考えると過去にはやはり民主党だから支持していた有権者もいたはずで、そういう意味で言えば「裏切り行為」だったのかもしれないし、また元野党議員だった細野氏が、野党議員によくある「離合集散」病に未だかかっているかもしれないのであれば、今後もわからないわけで、そんなことをいろいろ考えると、静岡5区の有権者の皆様にはいたたまれない気持ちになります。

もうひとつ付け加えると冒頭のリンクした記事にもありますように、吉川氏が2019年に繰り上げ当選した際も自民党議員(愛知2区・比例で復活当選)の同じような不祥事がきっかけでした。

そして、何よりもこのような政治家の動きが有権者の政治的無関心を生んでいる原因(これだけではないですが)とも言え、今回のことで与野党問わずほかの政治家の皆様にも十分に身を律してほしいと思うところです。

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