iTunes Storeから早速ダウンロードした、イエロー・マジック・オーケストラの「RYDEEN 79/07」を聴き、そんな気分になって少し半泣き状態だった。
思えば、小学校2年の頃、この「RYDEEN」を聴き、かなりの衝撃を受けつつ、そのグループが「イエロー・マジック・オーケストラ」ということだけを、その単語だけを幼心に刻み、まだ、そういうことに疎かった少年は、そのまま、大きくなっていった。
そう、彼にとって、それが初めて心から好きになった音楽だった。
その後、彼が恋をしたのは、坂本龍一という男が作った映画のサントラだった。
その名は、「戦場のメリークリスマス」。
これも劇場で観ることのできなかった彼は、テレビで観ることになるが、その音楽と坂本龍一という男を心に刻む。
それほどの出会いをしておきながら、彼は、なぜかその音楽に身近に接することができなかった。
レコードは学生の彼にとっては手に届く存在ではなく、また、唯一、音楽と接することができたラジカセも彼の手元にやってきた頃には、イエロー・マジック・オーケストラのブームはとっくに去っており、彼は仕方なく、他の歌謡曲やクラシックを聴いていた。でも、彼の満たされない気持ちは続いていく。
そんなある日、坂本龍一がイエロー・マジック・オーケストラの一員であったことを聞かされ、彼は確信する。「この人たちの音楽は一生、聴き続けることになるだろう。」と。
高校生になった彼は、CDプレイヤー付ラジカセを手に入れる。そして、近所にはレンタルCD屋。
あとはもう、ご想像どおりだ。
彼はその店にあるイエロー・マジック・オーケストラとソロになったいた、それぞれの作品を片っ端からレンタルしていく。
やっと、身近に3人の音楽を聴くことができるようになったのである。
ただ、それでも、彼には満たされない想いが残った。
「やはり、YMOが活動しているときに、リアルに、これらの音楽と出会いたかった。」
彼は、この想いは、絶対、満たされないだろうとあきらめていた。
好きなのに、一生会えない気持ち。
「大好きだ」ということも伝えることができない気持ち。
しかし、1993年、「再生」。
彼の気持ちは、沸き立ったが、当時の曲はあまり演奏されることもなく、彼は、不完全燃焼だった。
初めて、生で3人揃い踏みを観る。かなり満たされる想いはあったが…、
そして、今月、CM企画であるものの、「再々結成」。
出てきた曲は、再び「RYDEEN」。
それも、これまでの長い月日の哀愁を感じさせるバージョン。(やはり、どことなく、SKETCH SHOWちっく。)
さらに、満たされた想い。
一生、出会えないと思っていたのに…、でも、やっと出会えた気分。
今度は、伝えることができそうだ。
「大好きだ!」と。
TB。--------
「junzirog:YMO『RYDEEN 79/07』、キリンビールCM、いよいよはじまるっ!」
「junzirog:HAS@sonarsound tokyo2004」
「junzirog:『蝉しぐれ』」(2/7追加)
言って後悔する方がぜったいプラスになると思う。
がんばれ!
いや、ムリです。言えないです。
言ったら、ややこしくなりますし。
相手、彼氏いてますし………。
…って、違いますやん!
たとえ、です。たとえ。
それぐらい、今回の「再々結成」がうれしかったということです。
あしからず(^^;)
でも、そういえば、ちょうど20年ほど前(高校時代)、片想いの人がいてましたよ、つか先輩。
今年の4月で、あの高校、ちょうど入学から20年です。