分水嶺のあった三井野原駅から、出雲坂根駅にやって来ました。
自動車は、「おろちループ」を通って105メートルの標高差を通過します。それでは、鉄道はどうするのでしょう。スイスのベルニナ鉄道に有名なループ橋がありましたが…。
木次線(きすきせん)では、三段式スイッチバックという方法で高低差を克服しています。スイッチバックというのは、急勾配区間での鉄道建設方式です。その昔、汽車が主流だった頃、汽車は坂を登るのが苦手でした。そこで、線路をZ字型にして、進行と逆行を繰り返しながら高度を高めていくという方法をとったのです。三段式スイッチバックは、ここと、豊肥本線の立野駅(熊本県)・箱根登山鉄道の大平台駅(神奈川県)だけらしいです??
展望台からから見た鉄道は、まだ、こんなに高いところを走っています。
(赤い橋と同じ高さの線が鉄道です)
一番上の橋から出雲坂根駅の方を眺めると、はるか下に駅が見えました。
(橋の上からの眺め)
それにしても谷の対岸に駅があったので、不思議な気がして、地図で確かめてみました。すると、谷に沿う形で、トンネルなどを利用しながら、徐々に高度を下げて、最後のところでスイッチバックを利用して高低差を克服していることがわかりました。
(駅のスイッチバックの説明板)
もう少し、スイッチバックの様子を見たかったので、それらしい様子のわかるところを探したのですが…。踏切がある場所から撮影したのが下の写真です。
(左の線路は下がっています。右の線路は上っています)
微妙な違いがわかってもらえましたか。本当なら列車が走っているところも撮りたかったのですが…。下の写真の時刻表のように、本数が非常に少ないもので…。
(ひとつ前の三井野原駅の時刻表)
なんとなくスイッチバックというものがご理解いただけたでしょうか。ちょっと違うかもしれませんが、スキーで急斜面を下りるときに、キックターンと斜滑降を使って下りた経験がありますが、そんな感じですかね?(上りはスキーを担いでジグザグに上りました。)
三井野原あたりをぶらぶらすること1時間あまり。中国道が混まないうちに帰ろうと、再び国道314号線を走っていると、目の前に突然、分水嶺の看板が飛び込んできました。後で調べてみると、庄原市の西条町と東城町の境界にあたる狐峠だということがわかりました。
(突然現れた分水嶺の標識)
(最近、設置された感じ)
今回は分水嶺を訪ねてということで、三井野原に行ったのですが、帰り道で、ちがう分水嶺と出会えるとは、びっくりでした。まさに場所が場所なので狐につままれたような話でした。お粗末。
自動車は、「おろちループ」を通って105メートルの標高差を通過します。それでは、鉄道はどうするのでしょう。スイスのベルニナ鉄道に有名なループ橋がありましたが…。
木次線(きすきせん)では、三段式スイッチバックという方法で高低差を克服しています。スイッチバックというのは、急勾配区間での鉄道建設方式です。その昔、汽車が主流だった頃、汽車は坂を登るのが苦手でした。そこで、線路をZ字型にして、進行と逆行を繰り返しながら高度を高めていくという方法をとったのです。三段式スイッチバックは、ここと、豊肥本線の立野駅(熊本県)・箱根登山鉄道の大平台駅(神奈川県)だけらしいです??
展望台からから見た鉄道は、まだ、こんなに高いところを走っています。

一番上の橋から出雲坂根駅の方を眺めると、はるか下に駅が見えました。

それにしても谷の対岸に駅があったので、不思議な気がして、地図で確かめてみました。すると、谷に沿う形で、トンネルなどを利用しながら、徐々に高度を下げて、最後のところでスイッチバックを利用して高低差を克服していることがわかりました。

もう少し、スイッチバックの様子を見たかったので、それらしい様子のわかるところを探したのですが…。踏切がある場所から撮影したのが下の写真です。

微妙な違いがわかってもらえましたか。本当なら列車が走っているところも撮りたかったのですが…。下の写真の時刻表のように、本数が非常に少ないもので…。

なんとなくスイッチバックというものがご理解いただけたでしょうか。ちょっと違うかもしれませんが、スキーで急斜面を下りるときに、キックターンと斜滑降を使って下りた経験がありますが、そんな感じですかね?(上りはスキーを担いでジグザグに上りました。)
三井野原あたりをぶらぶらすること1時間あまり。中国道が混まないうちに帰ろうと、再び国道314号線を走っていると、目の前に突然、分水嶺の看板が飛び込んできました。後で調べてみると、庄原市の西条町と東城町の境界にあたる狐峠だということがわかりました。


今回は分水嶺を訪ねてということで、三井野原に行ったのですが、帰り道で、ちがう分水嶺と出会えるとは、びっくりでした。まさに場所が場所なので狐につままれたような話でした。お粗末。