はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

四国八十八ヶ所巡りの旅

2015-05-08 21:32:15 | 寺社めぐり
この週末は、四国八十八ヶ所巡りの旅に出かけます。
四国にある弘法大師さんゆかりの八十八寺を順番に巡っていくことを、四国遍路といいます。本来は、自分の足で歩いて巡るものでしたが、今は、バスや自家用車で巡る人が多いようです。私も、もちろん車遍路です。いつかは自分の足で歩いて巡りたいと思っていますが、1400キロもあるんです。(中山道も歩かなあかんし…。)

さて、四国八十八ヶ所巡りの旅も、今回でフィナーレとなりそうです。第八十八番大窪寺が最終の寺です。お遍路では、結願(けちがん)といいます。車で巡っても長かった道のりでした。2013年の5月に第一番霊山寺をスタートし、一泊二日を4回、日帰りを2回、合計10日をかけて、第七十五番善通寺まで巡ってきました。
 (第一番霊山寺:徳島県)
門の前に立っているのは、遍路装束をしたマネキンなんです。こんな衣装を身につけて巡拝しなさいということなのでしょうか。私も霊山寺で、巡拝に必要な物を調えましたが。(ちょっとした出費でした。)

歩き遍路では「遍路ころがし」といって、とても険しい道があります。そして、車でも苦労したのが、道路事情です。お寺は町の中や、山の中にあるのですが、この道路の狭いことときたら、まえに「酷道」で書いたレベルといえます。「対向車が来たらどうすんねん!」というような道を何回も走らせてもらいました。これもお大師さまから与えられた修行かと思い、「南無大師遍照金剛」と唱えながら運転をしました。(残念ながら写真が無い!それどころではなかったです。)
 (第六十五番三角寺:愛媛県)

お寺(札所)に着くと、作法に従ってお参りをします。本堂、大師堂では「般若心経」を読経します。納め札も納めます。ところで、この札を昔は柱に打ち付けていたそうで、そこから札所を巡ることを「打つ」というようになったそうです。そして、納経帳に墨書をしてもらい朱印をもらいます。(300円です。)これを集めるのが楽しくて、八十八ヶ所をまわっている人もいるそうですが、(スタンプラリー?)これもいいんじゃないかと思っています。
 (三角寺の御朱印)
遍路旅をする人は、それぞれの目的を持ってやればいいのだと思います。「自分探し」って、一時流行ったようですが、それもいいでしょう。
ところで、私は何を目的でまわっているのだろう?そういえば、考えたことがありませんでした。
 (第十一番藤井寺:徳島県)

難しいことはおいといて。修行者としてのお遍路さんには申し訳ないのですが、四国八十八ヶ所を旅するもう一つの楽しみは、四国の美味しいものを食することです。高知の鰹のたたき、愛媛は今治のB級グルメ「焼豚玉子飯」、香川のうどん等、(あまり高級な物は食べてませんが。)どれも美味しかったです。高松は何かな?

最後に、お遍路さんの心得の「十善戒」というのがあり、その9番目に、「怒りをおさえ、心を落ちつけて、優しい気分で過ごす。」というのがあります。そこのところに気を付けて、お遍路さんの旅を続けてきます。

新緑につつまれ、のんびりと

2015-05-08 08:05:14 | 知らない街をぶらり
ゴールデンウイークの後半は、つれあいの実家で慶事があったので、広島で過ごしました。
広島といっても、広島市内ではありません。夜になると、蛙の大合唱が聞こえるような所です。
今回は、新緑につつまれたつれあいの実家を、得意の?カメラで撮影した芸術写真?です。(写真の先生がいないので不安ですが)

 (藤の花)
 (門の上の鬼瓦)
 (門の梁)
 (土塀と石洲瓦)
 (土蔵と新緑の裏山)
 (石垣)
 (裏山は新緑が萌える)
 (蛙さんが大合唱の田圃)

ちょっと足をのばして、芸備線(げいびせん)も撮影しました。
 (去っていく列車 もちろんキハです)
 (けっこう乗降客もあります ピンクの車両?)

広島のとある場所での休日でした。のどかな風景の中で、ゆっくりとお酒が飲めました。感謝。