はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

東京お上りさん紀行 その2

2015-10-14 19:54:49 | 知らない街をぶらり
東京へは来たものの、まったくのノープランなので、どこへ行ったらいいもんやら?
ディズニーランドや六本木、自由が丘という気分ではないし、スカイツリーは高くて苦手だし…。それなら、低いところにしようということで、隅田川の観光船に乗ることにしました。
日の出桟橋から浅草までの40分ほどの船旅です。今にも泣き出しそうな空の下(私の行くところ太陽はお隠れなさるのだ)水上バスは、隅田川を上りはじめました。さすが大東京、隅田川の両岸にはたくさんのビルディングが建ち並び、たくさんの橋の下をくぐっていきます。
(勝鬨橋か?なにしろたくさん橋があったもので…)

しばらく行くと、なんと我が芭蕉さんの像が見えました。このあたりは昨年歩いたところです。『おくのほそ道』へ旅立つのを前に、深川の芭蕉庵の柱に句をかけて残していったのもこのあたりです。 「草の戸も住替る代ぞひなの家」
(芭蕉庵史跡展望庭園と書いています)

やがて船は浅草発着所に到着です。岸に上がれば、浅草寺雷門もすぐそこです。しかし、連休のせいもあってか、大変な人出です。前回に来た時も多かったので、年中混んでいるんでしょう。亀十のどら焼には1時間待ちの行列が出来ていました。
ここは人が多いので、とりあえず移動です。しばらく歩いているとカッパに遭遇しました。いや、「かっぱ橋道具街」です。大阪にも道具屋筋はあるのですが、またひと味ちがった雰囲気です。それにしても、ここも人が多かったです。(やっぱり東京は、どこに行っても人が多いです。)
(全長800メートルの商店街)

とりあえず、目的地は上野の東京国立博物館と決めました。上野まではあと少しです。上野駅を抜けて、(上野駅は昨年、カシオペアに乗った駅です。ちょっと自慢しました。)上野公園にやって来ました。ここも人が多いです。お昼時だったので、トーハクに行く前に腹ごしらえです。ということで、上野精養軒にてカレーライスをいただきました。文明開化?の味がしましたよ。
(普通に美味しかったです。値段は…)

いよいよトーハクです。この呼び方は良くないですね。正しく言いましょう、東京国立博物館です。国宝やら重要文化財やら十分に楽しむことが出来ました。ゆっくり回れば半日はかかると思います。残念ながら、平成館(日本の考古)と法隆寺宝物館が閉館でした。そんなに簡単に来られない所なので、ちょっと悔しかったです。
(写真がOKな展示品もあります)

東京国立博物館の中は、けっこう空いていました。穴場かもしれませんよ。せっかく上野に来たので、正しいお上りさんとしては、やっぱり西郷さんを見なくっちゃいけません。そして見つけました。
(失礼しました)

そうこうしているうちに夜になってしまいました。最後はやっぱり銀座ですね。山手線を有楽町で降りて、コーヒーでも飲もうと喫茶店へ入りました。それにしても銀座のコーヒーは高いですね!せっかくなので、銀座でお寿司を食べようと、オバマさんも行ったあの寿司店はやめて、庶民の店へ向かいました。噂を聞いていた店に行ったのですが、2時間待ちということです。(東京の人は、ねばり強く並んでいますね)なんとか、手頃なお店を見つけて、おいしいお寿司をいただくことができました。お値段も手頃でホッです。
(美味しかったです)

こうして、お上りさんの東京、二日目の夜も更けていくのでした。
ところで、ICOCAカードのことですが、結局8円の端数を残したまま大阪へ帰ってきました。また、しばらくはこの端数とお付き合いです。
おしまい。