はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

奥琵琶湖 菅浦にて

2022-03-04 19:25:25 | 知らない街をぶらり
奥琵琶湖の菅浦(すがうら)集落を訪れました。
以前にブロ友のtakayanさんが訪ねておられて興味を持っていました。
奥琵琶湖はその昔にバス釣りで何度か訪れたのですが、菅浦の集落は今回初めての訪問でした。


奥琵琶湖にある菅浦の集落です。昔は船でしか行けなかったそうです。山の中に左から右上に伸びている線は奥琵琶湖ドライブウェイです。




菅浦の集落は、国選定重要文化的景観に選定されています。




集落の入り口には四足門がありました。




集落に入るとまず目に入るのが、須賀神社です。




須賀神社には淳仁天皇が祭神として祀られています。淳仁天皇といえば私が大好きな古代史(奈良時代)に登場する天皇です。
藤原仲麻呂(恵美押勝)の乱により廃位され、淡路島に流されましたが、「淡路」は「淡海」であるとされ、淳仁天皇の隠棲したのは菅浦であると伝えられています。




神社のすぐ前は琵琶湖です。




お詣りしたかったのですが、足もとが悪くて諦めました。




せっかくなので、菅浦の集落を散策しました。




集落を通る道は趣がありました。ここは、中世由来の湖岸集落です。




昔は茅葺きの家が並んでいたのでしょうか。




菅浦漁港です。




どんな魚が水揚げされるのか興味が湧きます。




お地蔵さんも歴史がありそうです。




沖を眺めると、左は琵琶湖の最北部の奥琵琶湖に突き出た葛籠尾崎(つづらおざき)、中央は竹生島です。




奥琵琶湖の水は透き通るようにきれいで、キラキラと輝いていました。




滋賀の旅の最後は、奥琵琶湖の菅浦を訪れました。
淳仁天皇の伝説があったり、琵琶湖の奥にある集落は「隠れ里」という趣がありました。

※訪問日 2022.2.26