朝5時半起床、天気予報とコロナ禍状況を確認してウオーキングに出かけます。6時半、近くの小学校校庭には10人近くの人影、いずれも高高齢者です。「おはようございます。昼間は暑くなりそうですね。コロナ禍は3桁になりましたよ」。あいさつを交わす間にラジオ体操の輪ができる。小さな携帯ラジオから「1.2.3.4」の掛け声。テンポは大ずれ、曲げも跳びもままならず、それでも一生懸命、汗が流れる。「今日はお会いできて何よりでした。明日も元気でね」。お互いに笑顔で別れる。短い会話にも安心感、朝のひととき、楽しいものです。
熊本市中央区 木村寿昭(88) 2021.9.15 毎日新聞鹿児島版掲載