今年も友人から掘りたての筍をいただき、料理をしていた時のこと。ふと昔の出来事を思い出し笑いがこみ上げた。20代で結婚し、田舎住まいだった借家。少し離れた所に竹藪があり、家主さんの所有で筍もよく伸び、いただくこともあった。ある日、畳が少し上がっているような感じがしたが、主人と「何だろうね」とそのままに。1週間位後、いよいよ変だ。主人が畳をめくると見事な筍が。こんな離れた所まで、驚きと笑いと。掘り出した薄白い筍、どう処分したか思い出せないが閉じこもりの日々の今、筍の生命力に感激し、あやかりたいものだ。
熊本市中央区 原田初枝(90) 2020/6/6 毎日新聞鹿児島版掲載
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