20世紀最高の歌手の一人とされるドイツのバリトン、ディートリヒ・フィッシャーディースカウが18日、独南部ミュンヘン近郊の自宅で死去した。86歳だった。
第二次世界大戦中はドイツ軍の兵士として従軍したこともあると言う彼が、
連合軍側に捕らえられ捕虜生活を送った後、
1947年、ブラームスのドイツ・レクイエムでデビュー。
その後、ドイツを代表する歌手になった。
何かのきっかけで、フイッシャー・ディスカーウのリートを聴いた私は、その深い思いを表現する声に魅了されてしまった。
室内楽が好みでヴォーカルには関心がないように思えた夫が、ある時、フィシシャーディスカウのCDをプレゼントしてくれたのが、シューベルトの「冬の旅」。
彼がプレゼントしてくれたCDは、もう1枚あり、それはモーツアルトの華やかな交響曲第40番。
「お母さんは、ミーハーなんだから」と苦笑しながら…。
彼が亡くなってから、何十回、この冬の旅を聴いたことだろう。
亡夫の17回目の記念日は来月15日。
彼の思い出の花、白紫陽花も咲きそろった。
新緑輝く庭を眺めながら今日も「冬の旅」を聴く。
次は亡夫も大好きだった、ブラームスのドイツレクイエムをディスカーウのCDで聴きたい。
夫に雑に当たっている私は反省させられます、週末しか帰らない人に優しくしなければと思うことです。庭には「やまぼうし」が見事です。
どうなさってるかなあ…
と、いつも思いながらご無沙汰でした。
皆様お変わりありませんか?
明後日のペンクラブ総会はどうなさるの?