秋を彩る花、萩。青葉繁るわが家の雑然とした庭の隅で、早くも薄緑色の新芽の枝を四方に伸ばした。雨期のどんよりとした空に向かって「秋の主役」とばかり勢いよく伸びている。
赤紫のかれんな花を鈴なりにつけ、枝先が大地につくほどにしだれて咲くさまは、秋の七草を代表する存在感があり、毎年深い思いを寄せてきた。
秋風にやさしく揺れて咲き誇る、満開の時期を待ちわびる日々。平年通り梅雨明けの猛暑を乗り切る、健やかな心身を維持できるかしら……。いつになく「老い」への不安がよぎる今日このごろである。
鹿屋市 神田橋弘子(70) 2008/7/8 毎日新聞鹿児島版掲載
赤紫のかれんな花を鈴なりにつけ、枝先が大地につくほどにしだれて咲くさまは、秋の七草を代表する存在感があり、毎年深い思いを寄せてきた。
秋風にやさしく揺れて咲き誇る、満開の時期を待ちわびる日々。平年通り梅雨明けの猛暑を乗り切る、健やかな心身を維持できるかしら……。いつになく「老い」への不安がよぎる今日このごろである。
鹿屋市 神田橋弘子(70) 2008/7/8 毎日新聞鹿児島版掲載
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