今日2月8日は針供養の日。毎日を「○○の日」と紹介する中で、今日を針供養の日と紹介するのを聞かない。それほど現代では針仕事と縁遠くなったということだろうか。
わが家の針が、もし独創性豊かな性質であるならば、物足りなく感じるはずだ。登場回数は多いものの、破れた箇所の繕いが専門だからだ。特に膝部分が多く「つい最近往復したのに、何度目?」と愚痴っているかもしれない。
針を一刺し一刺し繕いながら「けがをしませんように」と願いを込める。酷使に耐え、その細い体で頑張ってほしい。
薩摩川内市高江町 横山由美子(45) 3月11日掲載
わが家の針が、もし独創性豊かな性質であるならば、物足りなく感じるはずだ。登場回数は多いものの、破れた箇所の繕いが専門だからだ。特に膝部分が多く「つい最近往復したのに、何度目?」と愚痴っているかもしれない。
針を一刺し一刺し繕いながら「けがをしませんように」と願いを込める。酷使に耐え、その細い体で頑張ってほしい。
薩摩川内市高江町 横山由美子(45) 3月11日掲載
いにしえ人の「MOTTAINAI」精神と、森羅万象の全てに感謝の念を捧げる敬虔な祈りの気持ちが、錆びたり折れたりした小さな「針」にも捧げられる。
最近は祈りの気持ちが希薄になってるようで、ギクシャクした世相に一抹の不安を感じるが、このような「駄洒落」の語呂合わせからくる何とか記念日ではない「針供養」の日を大事にしたいものだと思うこの随筆に経緯を表します。
♪皇子の妃の針もまじりて針供養 五十嵐播水
私の針は何て言ってるかしら。「なんで最後まで完成させないの…」と言ってるかも。
だってタンスいっぱい、のやりかけや材料が眠ってるんですから。ハズカシ