毎年夏休みに宮崎での生活を終えた孫たちは、楽しい思い出を抱いて、成長ぶりを置き土産に、そろって記念写真。仏壇にご挨拶し宮崎空港へ向かった。
お土産を手に孫と娘は搭乗ゲートから待合室へ入った。「もしもしコーナー」のガラスの向こう側と最後の別れの電話。
手を振って「バイバイ」しか言えなかった孫が、小学生になって名残惜しさで泣きじゃくった。今年は中学生で「爺ちゃん・婆ちゃん元気で、いつまでも長生きしてね」が言えた。
最近、道徳教育の声があるが、孫たちは自然に、それぞれ思いやりのある大人になれそうだ。
宮崎市 貞原信義(81) 2019/10/18 毎日新聞鹿児島版掲載
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