中学校の同窓会に出かけた。新幹線から乗り換えたローカル線は、カタカタとレールの継ぎ目の音が思いを故郷にはせる。
小学生からの友、B29の爆音に防空壕に逃げ込んだこと。戦後の食糧難に学級園で野菜作りをした級友は兄弟のように懐かしい。喜寿を過ぎた顔にあの頃の面影をみつけ、やーやーと手を取り語り始めた。167人の友のうち既に40人旅立ったとの幹事の報告はショックだった。
学舎から朝夕眺めた耳納の青山はあちこち肌を見せ、とうとうと流れていた川は上流のダムで河原となっていた。タイムスリップしたひとときだった。
出水市 年神貞子 2013/9/30 毎日新聞鹿児島版掲載
小学生からの友、B29の爆音に防空壕に逃げ込んだこと。戦後の食糧難に学級園で野菜作りをした級友は兄弟のように懐かしい。喜寿を過ぎた顔にあの頃の面影をみつけ、やーやーと手を取り語り始めた。167人の友のうち既に40人旅立ったとの幹事の報告はショックだった。
学舎から朝夕眺めた耳納の青山はあちこち肌を見せ、とうとうと流れていた川は上流のダムで河原となっていた。タイムスリップしたひとときだった。
出水市 年神貞子 2013/9/30 毎日新聞鹿児島版掲載
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