72年目の終戦記念日に「流れる星は生きている」を読み返してみた。藤原ていさんが3人の乳幼児を連れて、満州から北朝鮮の38度線を越える、1年余りの苦難の引き揚げ記である。
平城では書類の持ち帰りが許されず、知人から預かった手紙を作者は全文暗記する。北朝鮮の山越えは子供が飢えと寒さで凍死寸前になり、農家に駆け込み、お湯と食べ物を恵んでもらって一命を取り留める。
戦争はいつも子供など弱者が犠牲になる。同胞の命を救ってくれた北朝鮮の人たちは今どうしているのだろう。戦争が再び起きないことを願っている。
鹿児島市田中健一郎 2017/9/15 毎日新聞鹿児島版掲載
平城では書類の持ち帰りが許されず、知人から預かった手紙を作者は全文暗記する。北朝鮮の山越えは子供が飢えと寒さで凍死寸前になり、農家に駆け込み、お湯と食べ物を恵んでもらって一命を取り留める。
戦争はいつも子供など弱者が犠牲になる。同胞の命を救ってくれた北朝鮮の人たちは今どうしているのだろう。戦争が再び起きないことを願っている。
鹿児島市田中健一郎 2017/9/15 毎日新聞鹿児島版掲載
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