15年前にいただいたシンビジウム。鉢物の手入れが加齢と共に困難になってきた。そこで路地植えはできないかと、霜の掛からない庭木のそばに一鉢置いて様子を見た。1年目に枯れなかったので、2年目はそこに移植、葉の色もよく3年目には開花した。次々に移植した株に今、花茎が伸びている。開花すれば辺りは芳香に包まれ庭に出るのが楽しい。鉢のシンビジウムは格調を感じるが、露地植えになると親しみ、優しさを思う。フリージアやバラ、チンチョウゲやキンモクセイなど香りの草木に元気をもらい、穏やかな日々が暮らせるように祈る。
出水市 年神貞子 2016/1/31 毎日新聞鹿児島版掲載
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