朝早くからおにぎりと麦茶を準備、父母と3人で4回目のツワ採りの日だ。今年はこれで最後なのだ。行く道々、ピンクや白い花、山ツツジの赤い色が目を楽しませてくれる。遠くへ目を向けると、ドングリの花やケセンの芽がこんもりと波を打ち、紅葉や柿の若葉が実にすがすがしい。ツワの若芽も少なくなってしまったがまわりのイチゴや桑の実、名もない草花も今だとばかりに伸びていた。手さげ袋いっぱいになったところで、見晴らしの良い高台で開聞岳を眺めながらの昼ご飯をいただいた。もちろん、ツワのつくだ煮も添えて。
肝付町 永瀬悦子 2012/5/23 毎日新聞鹿児島版掲載
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