あの猛暑もやや和らぎ、朝夕のプランターへの水やりが楽になった。葉鶏頭や花オクラ、クレオメ等の根元に生えた草を抜くのも心地よい。好天が続いたある日、突として雷雨に見舞われ休息を決意した。
孫たちが帰省の折に好んで使っている玄関脇の六帖間を書生の間と長年呼んでいる。こんなとき、そこに籠り好きに過ごす。なかなかやまない午後の雨。「菜根譚」など再読していると雷鳴など気にならない。むしろ独り居を楽しんでいる自分に気づいたりして、ポジティブな思考が健在だったことがうれしかった。
鹿屋市 門倉キヨ子 2017/9/24 毎日新聞鹿児島版掲載
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