夫を見送って、17年…。
長いようで、あっと言う間に過ぎた日々でした。
今年も近くに住む、夫の姉妹、甥っ子、姪っ子、我が家の子どもたちが、久々に顔を合わせました。
それぞれ高齢となり、この日だけが年に一度の全員集合の日なのです。
キリスト教式の、記念会(仏式の法要)をしていただいたから、
席を移して会食です。
遅れて参加した2人が加わり、賑やかな時間となりました。
「あんたは、どっちが聞こえるのけぇ」
「左は聞こえないから、私はここよ」
上座も下座もありません。
和やかな雰囲気で夜は更けていきました。
「兄弟の中で1番若いのが、カンちゃん(夫の愛称)だねぇ…」
義姉のふともらした言葉に、月日の流れを感じました。
来年も、元気で逢おうねと励まし合いながら…楽しいときは終わり。
我が家の子どもたちは、とんぼ返り。
また独りの静かな(ちょっぴり寂しい)日常に戻りました。
私など、父の法事も忘れがちですがとても大事な事ですよね。
50年だと思ってお寺に行ったところ
「お宅のお母様の五〇回忌は来年ですよ」と
住職様に言われて…。
母はお寺、夫はキリスト教会なんです。