熟柿 2012-12-25 11:10:28 | はがき随筆 天からの恵みにはお礼を。この言葉は祖父の口癖であった。今年の柿の木は見事なものだ。秋も深まり1本の木に2.3個残した。 これが我が家のしきたり。祖父の言う天へのお返しとなる。12月に入り、色鮮やかに熟した。熟柿といえば妻の大好物。嫁いで来て40年。この柿へは手が伸びない。狙うのは毎年、ヒヨドリかメジロ。 しかし、今年はムクドリが来た。うまそうに突く。 妻いわく「うらやましい」。 ぼやくな。 8年後、どこかで色づいているはずだ。 姶良市 山下恰 2012/12/22 毎日新聞鹿児島版掲載 « 今年最後の取材 | トップ | イケメンの男 »
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