読みかけの本は阿川佐和子著「タタタタ旅の素」。読み進んでいくと、新幹線の列車違いの事が。ユニークな表現に思わず笑ってしまった。
思えば20年ほど前に私も同じ列車間違いで失礼をした。紳士が立ち止まり「あのう、この席は」と切符を出された。私の切符も同じ座席だ。
「もしかして列車違いでは」と再び切符を見ると、何と「こだま」ではないか。「ひかり」の席に悠々と座っている恥ずかしさ。失礼をわびながら、そそくさとその場を立ち去った。当時を思い出して、しばし苦笑していた。
鹿児島市 竹之内美知子(89) 2021/7/10 毎日新聞鹿児島版掲載
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