寒風は野鳥を連れてくる。どこに餌はあるのだろう。私はミカンや焼き芋を庭に置く。しばらくしてなくなっている。
中にはあいさつしてくれる鳥もいる。本当です。庭でも畑でもわざわざ近くに寄ってくれてエールをくれる。尾羽と頭を直線にして添水のように傾けてクックッと鳴く。よく目も合う。ジョウビタキです。翼におしゃれの白斑をつけている。
鋤で畑を打っているといつの間にか姿がある。小さなクモなどが好物と聞いている。
遠い昔から彼らの祖先と我々の祖先はこうやって、よしみを深めあってきたのだろうか。
出水市 松尾繁 2013/3/15 毎日新聞鹿児島版掲載
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