はがき随筆・鹿児島

はがき随筆ブログにようこそ!毎日新聞西部本社の各地方版に毎朝掲載される
「はがき随筆」は252文字のミニエッセイです。

季感

2006-11-12 20:00:25 | はがき随筆
 ラジオ体操の上空をハト、ヒヨ、カワラヒワが2、3あるいは十数羽群れ飛ぶ。なかでもカワラヒワは冬鳥とばかり思っていた。図鑑で確認すると留鳥だった。
 さっそく抜いた鶏頭の花殻をフェンスに立てかけて餌と供する。あまり小粒でだめかな。いつか氷雨の丘で萩の実(たね)を啄んでいるのを見たので粒のことが気になる。ヒマワリの種にも来たのだろうか。くちばしの形が餌と関係あるから。
 爽やかになると、小鳥たちの声も一段と際立ち透明な秋の深さを感じる。
 私を認めておりておいで!
   鹿児島市 東郷久子(72) 2006/11/13 掲載
写真はBird Watching さんよりお借りしました。

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1 コメント

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あらら (アカショウビン)
2006-11-13 20:20:43
私は長い間、夏鳥だとばっかり思っていました。
電線の高い所が好きで、コロコロ鳴いたりギイーッという声が、夏になるとよく耳にはいるので。

私もヒマワリをエサ台に置いて見ましたが、確かに殻は散らかってるのに、食べてる姿は一度も見られませんでした。
今日初めて、ジョウビタキに出会いました。
暖冬で遅かったのでしょうか。
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