正月が近づくといつも、あったかい思い出がよみがえる。冬休みになると毎年、子供の足にはおよそ遠い隣町の履物屋に、おじいさんと我々4人の孫はワクワクしながら歩いていった。それぞれ下駄を買ってもらい、女の子の自分は赤い大きなゴムまりも。とてもうれしかったものだ。
今は嫁いで四国に住む従姉が電話の向こうで同じ思い出を話すのを聞いて驚いた。このことは自分たちに特別──とお互い思い込んでいたから、おじいさんの分け隔てのない優しさにいっそう感激した。47年以上前の思い出におじいさんの面影が重なり懐かしい。
鹿屋市 田中京子(57) 2007/12/8 毎日新聞鹿児島版掲載
今は嫁いで四国に住む従姉が電話の向こうで同じ思い出を話すのを聞いて驚いた。このことは自分たちに特別──とお互い思い込んでいたから、おじいさんの分け隔てのない優しさにいっそう感激した。47年以上前の思い出におじいさんの面影が重なり懐かしい。
鹿屋市 田中京子(57) 2007/12/8 毎日新聞鹿児島版掲載
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