金子みすゞの詩で、誰もさわらないのにパラリと開く夕顔ってのがありますが、夕顔は夕やみせまる頃に、徐々にではなく、一瞬に咲くのです。
でも今年の夏は風船のようにふくらむだけで、咲くことはありませんでした。朝、しぼんだ風船夕顔を見て、何故? 今年の夏は猛暑で夜中になっても気温は下がらず、夕顔にしたら夕刻がない。諦めていたら、9月になり咲いたのです。パラリとではなく、徐々に渾身の力で……。パチパチ、ヤッター。ありがとう。これからの地球温暖化について深く考えされられました。
鹿児島市 永野町子 2016/9/28 毎日新聞鹿児島版掲載
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