ひさしぶりに孫たちが千葉から帰ってきたので、その足でハカメイ(墓参り)に出かけた。太陽がまぶしい。ご先祖さまに手を合わせる孫たちの姿にじい、ばあもついほほ笑む。墓参りが終わると、墓の中が気になってしかたがない。思い扉を開け「あのつぼにご先祖さまが眠っているんだよ」。すると「あ~そうなんだ。じいももうすぐあそこに入るんだね」。「う~ん」と言いながら「あそこの空いた隅がじいの席だよ」と指を差していた(笑い)。人は死んだら骨になり、骨つぼに入るという現実と生を孫との会話で再認識させられたことに感謝だ。
鹿児島県さつま町 小向井一成(70) 2018/9/4 毎日新聞鹿児島版掲載
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