6年前の春、箱根で中学の同窓会が開かれ、湯本のしゃれたホテルに泊まった。翌朝、湯本の駅で荷物をロッカーに預けて身軽になり、箱根の登山を楽しんだ。駅に戻ると3人が一緒に預けた荷物がないと騒いでいる。どうも盗まれたようだ。駅員が全てのロッカーを点検したが、見当たらない。
間もなく駅から見つかったと連絡があり、まるでマジックのよう。タネ明かしすると、1段上のロッカーにコインを入れたので、鍵がかからず、次の利用者が先客の荷物に気付いて駅に届けた次第。同窓会があると、いつもこの話題でにぎわう。
鹿児島市 田中健一郎 2013/3/10 毎日新聞鹿児島版掲載
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます