カナダ帰りの人の家に大角を持った鹿の首の剥製が飾ってあって、それを見た少女の日以来カナダは憧れの地であった。
この夏ついに高1の孫と2人でツアー旅に行ってきた。90カ国の人々が暮らすという国は空も大地も広大だった。誇らかに、またようこそと言うように至る所に国旗が掲げられ、はためいているのが印象深かった。迫力あるナイアガラの滝。カナディアンロッキーの森といくつもの湖。溶けだす水をすくって飲んだ氷河。足元まで寄って来たシマリスや、バンクーバー島で餌をやったゴマフアザラシ。思い出してはうっとりしている。
霧島市 秋峯いくよ 2016/10/27 毎日新聞鹿児島版掲載
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