2月3日、恵方巻を会に街に出た。さてどこで買おうかな。パスを降り北北西を見ると、そこにデパートがみえた。「こいつは春から縁起が……」とよく見ると、そのデパートを背にして同級生の〝竹〟が歩いて来るではないか。「おお、竹、お前生きていたのか」「うん、正月に倒れて入院しとったんだ」。こんな話も希有に聞こえないから不思議だ。
「まあ元気になってよかったじゃないか」「うん、まあね」。サテンに行き3時間ほどしゃべった。家に帰って気づくと恵方巻を買っていなかった。
鹿児島市 高野幸祐 2017/3/16 毎日新聞鹿児島版掲載
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