夫が丹精込めて育てているバラが、今咲き誇っている。昨年まで遠くで暮らしていた孫たちは春のきれいな庭は初めてで、目を輝かせ「きれい~」「香りがおしゃれ」「名前は?」と興奮気味。1番好きな花は、大きな白いバラ、2番目はフリルのピンクのバラと言いながら、写真を撮る。「Kちゃんのブライダルブーケをこの花々で作りたいね」と話すと、小さな両手を広げ指を折り始め、拳が二つになる前「まだまだだぁ」とはじけるように笑う。仕草と笑顔に胸きゅん! バラの香りに包まれ幸せなひととき。バラの管理を夫へ感謝しつつエールを送る。
宮崎県延岡市 川田久美子(67) 2018/6/5 毎日新聞鹿児島版掲載
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