不意の出来事だった。夫のいとこというその方に初めてお会いした。岐阜在住との事。夫とは幼友達で、弟のように可愛がっていたと話され、40年ぶりに訪ねてこられたのだった。
夫の他界を知り絶句。「もっと早ければ」と肩を落とされる。「一緒に飲みたかった」──とも。奥様共々、仏前に丁寧に合掌され、しばし無言のまま。
懐かしいアルバムを開き、思い出話に耳を傾ける。「体を大切に」と気遣ってくださり、その数日後、記念にと撮った写真入りの厚めの封筒が届いた。それは、冬の日の日だまりのように心温まるものだった。
出水市 伊尻清子 2013/12/18 毎日新聞鹿児島版掲載
夫の他界を知り絶句。「もっと早ければ」と肩を落とされる。「一緒に飲みたかった」──とも。奥様共々、仏前に丁寧に合掌され、しばし無言のまま。
懐かしいアルバムを開き、思い出話に耳を傾ける。「体を大切に」と気遣ってくださり、その数日後、記念にと撮った写真入りの厚めの封筒が届いた。それは、冬の日の日だまりのように心温まるものだった。
出水市 伊尻清子 2013/12/18 毎日新聞鹿児島版掲載
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