
東京暮らしの長かった姪が、ホーランドロップの耳たれウサギを連れて帰って来た。
真夏の引っ越しとなり、鹿児島の暑さは高齢のモモへの負担が大きいだろうと、春から我が家で預かることになった。
ペットのウサギなんて! と思っていたバアバに、モモは、なでて、なでて、抱っこしてと、すり寄ってくる。嬉しいときは横っ跳びで喜びを表現する愛らしさ……。
思いがけなく楽しい里親体験をさせてもらった。油断するとケーブルを噛み切ったり、いたずらもいっぱいしたが……。
モモはもう居ない。
鹿屋市 西尾フミ子 2017/4/28 毎日新聞鹿児島版掲載
「はがき随筆」のみならず、「毎日婦人」へのダブル掲載誠におめでとうございます。
愛しのペットとの微笑ましいお付き合いの様子がうかがえて、こちらまで気持ちホッコリ。
これもひとえに、あかしょうびんさんの普段からのご努力のたまものと思います。
今後も楽しいはがき随筆を読ませてください。
テーマは身の回りにいっぱいあるのに、どうしてこうも書く気が起こらないのでしょう。
yattaro-さんをいつもお手本にと思ってはいるのですが…