はがき随筆・鹿児島

はがき随筆ブログにようこそ!毎日新聞西部本社の各地方版に毎朝掲載される
「はがき随筆」は252文字のミニエッセイです。

けさ三つ

2015-09-27 16:50:23 | はがき随筆
 まだあけやらぬ5時半、月と金星にひかれて散歩に出る。天空は秋深むのだろう、とても星が鮮やかに見える。20分以内で2000歩がんばり、門を入るとケイトウやトレニアの花の色も明らかな朝だ。7月の雨にくされていたピーマンがなんとか元気を取り戻し、盆前から18個も一度にちぎった。その後も三つ四つとなり続け、この野菜難の夏の一人の朝食に寄与した。9月に入っても次々収穫できた。今朝三つ、濃緑の葉陰に光るのを取った。他に大根双葉を抜いてみそ汁の実にした。プランター農業も一人の口を養ったくれるので捨てたものじゃない。
  鹿児島市 東郷久子 2015/9/26 毎日新聞鹿児島版掲載

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