はがき随筆・鹿児島

はがき随筆ブログにようこそ!毎日新聞西部本社の各地方版に毎朝掲載される
「はがき随筆」は252文字のミニエッセイです。

老いを捨てた男が

2019-12-22 17:58:43 | はがき随筆
 ペンクラブ発足当時、行動力にモノ言わせ、役員の方々の走り役を務めたり「マイペン」創刊号を勝手に発行したりした。糖尿病改善のためバッティングセンターで汗を流すうち、鹿児島のイチローと名付けられて対戦が激化したため会を去り、15年が過ぎた。
 先ごろ、生まれて初めて長期入院を体験し、年を思い知った。人心が恋しくなり、Мさんに電話して復帰を打診した。
 快く進めて下さった。次回の会合の日、懐かしい皆さんに会いに行こうと思っているが、どんな顔して行けば……。
 去りしとて夜長に募る里心
 鹿児島市 満山一朗(80) 2019/12/12 毎日新聞鹿児島版


 

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